中高生による地域課題チャレンジプロジェクト(セカンドステージ)中間報告会を実施!
昨年度につづき、阪神南県民センターからの委託を受け実施しているプロジェクトの中間報告会が12/14(日)に開催されました。
会場は園田学園大学で、午前中はオープンキャンパスに参加し、大学のことを知ることもできました。中高生にとっては、すぐそこの未来をのぞいた感覚だったようです。
午後からは大学生メンターやゲストも招いて、学びとチームごとの現時点でのプレゼンテーションを行いました。
政策提言ってそもそも何?

冒頭に、株式会社政策渉外ドゥタンク・クロスボーダー代表取締役の小木曽稔さんによる、政策提言についての学びの時間を持ちました。
小木曽さんは、かつて中学生だった頃に学校の校則を変えるというチャレンジをした経験を交えながら、中高生に様々な視点からお話をしてくださいました。
「政策提言では、答えを教わったり何かのアイデアを借りてくるのではなく、答えを創り出していくことが重要である。」ということや「自分が正しいという思い込みを排除して違う意見を持つ人の話を聞くことも大切だよ。」というお話もありました。
また、AIが発達する時代において、人間が大切にしなければならないのは、いろんな人々とのコミュニケーションだったり、感謝する心だったり、倫理観だということも伝えてくださいました。
自分たちが、何に課題を感じていて、誰に対してどのようなことをすることで、よりよくしていくことができるのか。そのような締めくくりで、中高生たちのチャレンジを後押ししてくださいました。
チームごとのプレゼンテーションとフィードバック
小木曽さんからの学びの後は、各チームによる現時点でのプレゼンテーションでした。

ゲームで地域交流!というテーマを掲げたチームからは、マインクラフトを使って、自分たちの地域を知り、知ったことをゲーム上で再現して、他の地域の人々にも知ってもらおうというものでした。
人に知ってもらうためには自分たちがまず知らなければならないことなど、新たな発見もあったようです。
今後、マイクラというものを知らない世代の人たちにも伝わりやすくなるような工夫をしていくことが共有されました。

中高生の居場所をテーマにしたプレゼンテーションでは、「キッカケカフェ」というコンセプトが示され、何かをやってみたい中高生が交流する場を作ることで、出会いから新しいヒントが見つかるのではないかという仮説が語られました。ただ、「やりたいことがない」という若者もいるので、「やりたいことがなければいけない」という思い込みはしないようにという話もでていて、非常に興味深い内容でした。

国際交流チームからは、実際に次の1月に実施したいと考えている国際交流イベントの概要も含めて説明がありました。せっかくいろんな国の人々が同じ日本、同じ地域に住んでいるのに、あまり交流する機会がなかったり、排他的な動きがあるのはもったいないということを課題として感じた彼らは、食事や遊びを通して、それぞれの考え方を知り、交流することで互いの理解が深まるということを軸に企画を考えていました。
この企画については、その場にいた行政の方々をはじめ、早速協力が寄せられ、実施に向けて一気に進みはじめました。
最終報告会に向けたブラッシュアップ!
今回の中間報告では、各チームのプレゼンテーションに対して、小木曽さんやリベルタ学舎のスタッフ、県民センターの皆さんから、丁寧なフィードバックが寄せられました。
このフィードバックを反映させ、1/31(土)に開催予定の最終報告会へ向けてさらなるブラッシュアップが進むことと確信しました。
なによりも、中高生の年代で、自分の身近な課題を発見したり、それに対して解決する糸口を探し、アクションへ移そうとしている姿に、我々大人も刺激を受ける、そのようなひと時でした。
最終報告会までしっかりと伴走したいと思います!




