サントリー”君は未知数”基金採択プロジェクト「中学校部活動地域移行を活性化させるモデル事業」
プロジェクトの背景
神戸市では、全国の政令指定都市に先駆けて中学校の部活動が廃止され、部活動の地域展開として KOBE◇KATSU が始まります。
これをきっかけに、中学生の放課後の過ごし方は大きく変わることが予想されます。
選択肢が増え、これまでの部活動にはなかった種目や活動と出会える中学生がいる一方で、近隣に希望する活動がなく、結果として「空き時間」だけが増えてしまう中学生もいるかもしれません。
近年、「やりたいことをやろう!」という前向きなフレーズを耳にする機会が増えています。私たちリベルタ学舎も、「すべての人がやりたいことができる社会」をビジョンに掲げ、活動を続けてきました。
しかしその一方で、
「そもそも、みんなに“やりたいこと“はあるのだろうか」
そんな問いが、常に現実として立ち現れてきます。
これまで「みんな入るものだから」「なんとなく所属していた」部活動が、KOBE◇KATSUへと移行することで、中学生は突然、放課後の自由と選択肢の多様化に向き合うことになります。
その結果、彼らに突きつけられるのは、「自分は本当は何がやりたいのか」という、決して簡単ではない問いではないでしょうか。
そしてこの問いは、中学生だけのものではありません。
年齢や学年が上がるにつれて、問いが消えるのではなく、
むしろ一人で抱え込まれやすくなっていく。
私たちは、そんな現実にも向き合いたいと考えています。 問いにすぐ答えを出すことを求めるのではなく、
立ち止まり、保留し、じっくり考えることができる場、
あるいは、小さなヒントやささやかなきっかけに出会える場として「ユースセンター」をつくりたいと考えています。
中学生たちの声を聴く
私たちは、ユースセンターの計画を進める中で、実際の中学生たちの声を聴くことから始めました。
放課後にどんな場所でどんなことがしたいのか、どんなモノやコトを必要としているのか。
神戸市各区6校での対話ワークショップやwebアンケート(1,213件)を通して見えてきたものを反映させて開設準備を本格化させてきました。
※webアンケートの分析結果はコチラ
私たちがユースセンターで大切にすること
私たちが大切にすることは、「子どもや若者と一緒に場を作り、運営をしていく」ことです。大人が勝手に物事を進めたり、ルールを作るのではなく、すべての選択の場に子どもや若者がいることを目指します。
また、今回開設するユースセンターは神戸市灘区の水道筋商店街にあります。商店街という立地を活かし、地域の様々な大人との出会いの結節点になることも願っています。
ユースセンター「3:30(さんさんまる)放課後が始まる時間に帰れる場所」
「3:30(さんさんまる)」は4月から中学1年生になるメンバーや、現役の中学生たちとの対話の中から生み出されたネーミング。放課後が始まる「PM3:30」というワードから着想を得ました。何もしなくてもいいし、何かにチャレンジしてもいい。一人でチャレンジしてもいいし、誰かと一緒にチャレンジしてもいい。「放課後が始まる時間に帰れる場所」はそんな想いが込められたキャッチコピーです。
ユースセンターの概要
住所:〒657-0831 神戸市灘区水道筋3丁目2-2
開所日:火曜日・木曜日・土曜日
開所時間:15:30〜20:00(火曜日・木曜日)、13:00〜18:00(土曜日)
内容:居場所運営、相談機能、イベント実施、コベカツ実施団体と中学生のマッチング
今後の展開
私たちは本事業のみで完結するのではなく、このユースセンターでの取り組みをモデル化し、他団体と連携しながら神戸市各地へ展開していくことや、全国へ広げていけるようにノウハウをオープンソース化していきます。
今後は以下の関連記事に記載しますので、ご確認ください。
※なお、本事業はサントリーホールディングス“君は未知数”基金の採択事業となっています。
詳細はコチラ

