神戸産メンマ×イノシシ肉でつくる「山賊カレー」

きっかけは、「純国産メンマ」との出会い

「メンマ」と聞くと、ラーメンの上にのっている添え物のイメージ。子どもの頃は、独特な香りがちょっと苦手だった、という方もいるかもしれません。
カレー開発のきっかけのひとつとなったのが、「純国産メンマプロジェクト」との出会い。

「美味しく食べて竹林整備」を合言葉に活動されている取り組みで、「全国メンマサミット」が開かれるほどで、今や35都府県に広がっている活動です。放置竹林の活用をチャレンジしているリベルタ学舎にはピッタリのプロジェクト。

「神戸の竹でメンマをつくってみたい!!」
2024年の春、神戸市西区の放置竹林から竹を切りだすところからスタートしました。

成長期は、1日に1mも伸びるらしい竹、メンマを仕込みに行った5月中旬
1週間前まで、10㎝くらい土に顔を出していたかわいいサイズの「竹の子」は
2m越えの立派な「若竹」に!

のこぎりで竹を切り出し、竹皮をむいて、包丁で切り、羽釜でゆでる。そして最後は塩漬け。

メンマはカレーに入れると美味しいらしい

仕込んだ「メンマ」は5キロ
たくさん仕込んだものをどう美味しく食べるか
メンマといえば、サブ的存在。
せっかくなら、主役級にひきあげたい。

素材の掛け合わせで、可能性が広がる食べ物といえば、
「カレー!!」

そこで、神戸で創業し、神戸や大阪に店舗を構え、大学や企業とも多数のオリジナルのカレーを開発されているマンドリルカレーさんに相談。

平安時代から港町として栄えた神戸は海外との交流が盛んだったため
欧風カレーにインドカレー、中華カレー、スパイスカレー、そしてカレーにウスターソースをかけて食べるスタイルなど、「カレーのるつぼ」だそう。

リベルタらしいカレーって?
というところから、話をしならがら試作を重ねました。

なぜ「山賊カレー」なのか

カレーのメイン食材として、神戸産メンマと相性がよかったのが「いのしし肉」
ジビエとして、近年注目されている食材です。
リベルタ学舎が毎年秋に実施しているイベント「山賊ワイルドラン」の開催地である
丹波篠山地域の特産品でもあります。
※山賊ワイルドランについて、詳しくはこちら

ボタン鍋は食べたことがある方もいるかもしれませんが、濃厚でうま味がある赤身のとさっぱりとした脂身の粗びきのミンチをカレーには使っています。

ちなみに、山賊といえば、金品を奪い取るというイメージがあるかもしれませんが、
リベルタでいう山賊は、地域の魅力を刈り取りながら、共に力を合わせる仲間。

里山の恵みを刈り取ってつくった「山賊カレー」

今年度は、限定100食でつくり、リベルタ学舎のマンスリーサポーターの返礼品としてお渡しさせていただくことになりました。ぜひご賞味ください。

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