DemocracyとEducation
デンマーク・フォルケホイスコーレでの学び
みなさん、はじめまして!リベルタ学舎副代表のまっちゃん(松田康之)です。
私は2023年3月末で24年間勤めた神戸YMCAを早期退職し、同年9月から3ヶ月間、デンマークのBrenderup HøjskoleのInternational Courseに参加しました。
ホイスコーレへ学びを求めたのは「幸福度が常にトップレベルであり、かつ経済的にも困窮をしていない」という謎に迫りたかったからです。
デンマークの国土は九州と同程度の面積なのですが、そこにおよそ70校ものホイスコーレが存在しています。17歳半以上であれば年齢上限はなく、人生の節目など、新たな学びを得たいと思えば誰でも学ぶことができる場なのです。
ホイスコーレは、「すべての人に教育を」というコンセプトをデンマークの哲学者・教育者だったグルントゥヴィが提唱し、1844年に誕生しました。体験型のカリキュラムやダイアログ(対話)を通して、民主主義的思考を深めることが大切にされています。「教育とは教え導くことではなく、対等な立場で対話をすることだ。」と教員も学生も口を揃えて言っていました。現在では、世界中でホイスコーレへの関心が高くなっており、私のホイスコーレにも多くの国から学生が集っていました。
ホイスコーレで大切にされている「ダイアログ」は、デンマークという国全体でも大切にされていて、若者を含めた全世代が政治との距離が近く、まさにより良い民主主義を実践する基盤となっていました。
リベルタ学舎との出会いとこれからのチャレンジ
ホイスコーレでの学びをもとに、若者をはじめとした多様な世代が集い、互いに学び合う場を神戸でも創ることができないか。
そんなことを考えていた私はリベルタ学舎に出会い、仲間になることを決めました。
「誰もがやりたいことを協働によって実現する」というリベルタ学舎に触れ、私自身の中でもそのようなチャレンジをしたいという気持ちが広がっています。
If you want to travel fast, travel alone;
if you want to travel far, travel with others.
アフリカに由来していると言われる諺のように、不可能はないと信じ、言葉にし続けることで実現に近づくということを頼りに、リベルタの仲間とともに遠くを目指して走っていきたいと思います。
みなさん、面白い社会を一緒に創っていきましょう!!