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《2017年2月18日》【白鶴御影校】めぐみ・めぐる神戸<和>食卓講座 第3回レポート

2017年2月20日 | 白鶴御影校,開催レポート

白鶴御影校「めぐみ・めぐる神戸<和>食卓」講座。
昨年10月8日、「栄養バランス」をテーマに、第1回目が始まりました。
12月17日に行われた第2回は、「『腸内細菌』で『食』と『健康』の基本を知ろう」。
そして本日、年が明けて2月18日が、第3回「正しく知ろう!機能性食品について」です。
 
「地産地消の大切さと食の安全について、楽しく学んでくださいね!」
運営をするリベルタ学舎・湯川の挨拶から、最終回はスタートしました。
「地産地消」と聞いて、参加者さんのほとんどが“うんうん”と頷く関心の高さです。
「地域生産・地域消費」
字の如くではありますが、この言葉には「輸送費用を抑え、フードマイレージ削減や地域の食材・文化への理解促進(食育) 、地域経済活性化、食料自給率のアップに繋がるものと期待される」という壮大な意味があるそうです。
これを知っておくと、食に関係すること全てに、関心と感謝がうまれる気がします。
 
 
まずは、利き酒鑑定士の植田先生から、地産地消を育んできた白鶴酒造さんと灘五郷のお話を聴きます。
3回目となる参加者さんは「1743年8代将軍吉宗の時代から酒造りは始まっていた」というお話、きっと暗記していますね?
本日は「酒は百薬の長! お酒の効果」という観点からお話いただきました。
「日本酒には、体に必要なアミノ酸が多く含まれているそうです。食欲増進効果、生活習慣病の予防に有効」とのこと。
私は、全く考えた事がなく、知りませんでした! 驚き‼️
「頬が赤くなるくらいのほろ酔いは、毛細血管の働きを活性化させ、血液循環が良くなるため、冷え性や肩凝りに効果的なんです!」
まあ、飲んだほうが良いではないですか!(ほろ酔い程度にですが…)
これも、驚きでした‼︎
 
そして次には、「エセ科学におどらされない!」とうたわれていた、神戸大学大学院農学研究科特命助教・山下陽子先生によるメイン講座。
「正しく知ろう! 機能性食品について」です。
管理栄養士さんでもある山下先生は、健康で過ごすために、バランスが良く、有用菌を増やす食事「ま、ご、わ、や、さ、し、い」を提唱しています。
「まめ、ごはん、わかめ(かいそう)、やさい、さかな、しいたけ(きのこ))、いも」
代表的な日本食、という雰囲気ですね。心がけたいと思います!
 
機能性食品。機能性成分。
どちらも、良く耳にしているようで、でも、説明できない言葉ではないですか?
食品の「栄養成分」として五大栄養素があります。タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル。
これは、私も知っています!
さらに、「非栄養成分」として、第六の栄養素として「食物繊維」、第七の栄養素として「機能性成分」が定義されてきているそうです……が、チョット分かりません……?
しっかり聞いてみました。
「栄養成分」は、生命体の中で体内での貯蓄が可能であり、欠乏症になるもの。
「非栄養成分」は、体内での貯蓄が不可能であり、必須ではないもの、栄養がないもの。
うん! なんとなく、みえてきました…。
 
では、食品の「機能」とは?
第一次機能は、「栄養機能」(生命を維持する機能)
第二次機能は、「嗜好・食感機能」(美味しさを感じさせる機能)
第三次機能は、「生体調節機能」。ここに関わってくるのが、機能性食品ということです。
「機能性食品」と聞いて、サプリメントかな? と思ったのは私だけではないしょう。
私はそれまで、「医薬品ではないから、栄養補助食品かな。『特定保健用食品』は、消費者庁許可マークが付いているから信用ありそうだけど、『機能性食品』は普通かな」みたいな認識だったのですが、全く違いましたね……。
「情報が多い今、何が良いか? 何が正しいか? もっと消費者が賢くならなくてはいけない時代です。」 先生の言葉がとても耳に残ります。
「痩せたい!」 そんな欲望でブームが巻き起こっています。(もちろん、私もおどらされていますが)
「食べて痩せたら、それは毒ですよね」との言葉も。なんか分かります! 笑うしかないですね!
 
「機能性成分」は、植物の免疫物質であり、数千種類以上あるそうです。
そして、これらの物質は、構造によって体内での働きがそれぞれ異なるため、単独より複合的に摂取した方が効果が高く、食べものから摂取することが大事だといいます。
しかし、全ての食品は、非自己の生命体の侵入。つまり、薬でもあり、毒でもあります。
「安くて、早くて、手軽で美味しい 美容・健康」
そんな都合のいいスーパーフードは存在しません!
理解して、知った上で選ぶ、選食力をつけましょう!
思い込み、情報に操作される毎日ですが、心が洗われるお話が聞けました。
 
 
講座の後は、漬物ワークショップとして、大根と黒豆が入った「和風ピクルス」を作りました。黒豆の色素で、綺麗なピンク色になっています。そして、ポリフェノールとお酢の相性はバツグンだそうです。
カカオポリフェノールの研究成果で有名な山下先生。黒大豆のポリフェノールの研究、メニュー、レシピの開発にたずさわっていらっしゃるのも、興味深いです。
 
最後は、山下先生プロデュースのポリフェノールたっぷりのお弁当を頂きました。
黒豆ハンバーグをはじめ、山の幸ゆず和え。わかめのイチゴドレッシングサラダ。ゆずやイチゴにポリフェノールが入っていることも初めて知りました。豪華で美味しいお弁当に白鶴さんのアミノ酸たっぷりの日本酒、満足なひとときでした。
 
先生を囲みながらの食事。参加者さんから「次は何がきますか?」の質問に「私たちはブームを作るために活動していません。広い視野で食事をしてもらえたらな、と思います」
その一言を聞いて、「食べ物の栄養、生きる力、秘めたるパワーを享受して、命ある食べ物を大事にしましょう。」という講義の意味がわかりました。
ありがとうございました!
 
(レポート:梶本寛子/一般社団法人リベルタ学舎)
 
主催:白鶴酒造株式会社
企画協力:一般社団法人リベルタ学舎
 
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