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《2016年12月17日》【白鶴御影校】めぐみ・めぐる神戸<和>食卓講座 第2回レポート

2016年12月19日 | 白鶴御影校,開催レポート

「『健康』は目的ですか? ちゃいますよね。楽しく元気に生きるのが、本当の目的ではないですか」
今回は、そんなドキッとするような投げかけで始まりました。
「『腸内細菌』で『食』と『健康』の基本を知ろう~かんたん・続けられる、健康おうちごはん講座」。
白鶴御影校「めぐみ・めぐる神戸<和>食卓講座」、講師は山下陽子先生(神戸大学大学院農学部特命助教)。
第二回となる今回も、満員御礼です!
 
<第一部:お酒造りと発酵>
 
「これ、なんだかわかりますか?」
白鶴酒造社員で、利き酒鑑定士でもある植田講師が見せてくださったのは、ホヤホヤした写真。
麹。
さらにアップにした写真は、まるでお花のよう。
なるほど、「糀」という漢字が生まれた理由がわかりました。(でも、昔のひとは、どうしてわかったのでしょうね??)
世界中の発酵酒の歴史から、日本酒の造り方(並行複発酵)、そして「一麹、二もと(酒母)、三造り」という言葉の意味、「三段仕込み」の知恵まで。
とてもわかりやすく、そして深く、日本酒の発酵の世界を学びます。
 
参加者さんからも、「良いお酒をつくっていくために、昔からこんな知恵と技術が伝わっていたと知って、感動しました!」「日本酒って、すごい発酵食品なんですね~」と、驚きの声があがります。
 
<第二部:「腸内細菌」から、「食」と「健康」の基本を知ろう>
 
いまは健康ブーム。
昔の知恵から最新科学まで、ちまたには情報があふれかえっています。
「でも意識レベルが高い方ほど、実際にはバランスが乱れていることも多いんです」
そうだ、「健康」って、それ自体が目的ではなかった!
私たちが楽しく元気に生きること、本来は、それが目的のはず。
ハッとする問いかけで、神戸大学大学院農学部特命助教・山下陽子先生の講座がはじまりました。
 
科学的な見地から、身体の中の微生物との共生関係と健康について。
「麹菌」(アスペルギルス
オリゼ)は、日本を出たら生きていけない「国菌」に指定されていること。
人間の細胞は60兆個などと言われるけど、腸内には、こんな狭いところに、100兆個もの腸内細菌がいること。
腸内細菌の構成や働き、有用菌がよろこんで増える環境のつくり方、日本人の体質にあった食べ方……。
「ごはん」と「味噌汁」という意味。
たくさんの、「実際に身体が行っていること」「腸内細菌が求めていること」のお話。
 
みなさん、熱心にメモされています。
「腸内細菌が日常に大きく影響していることに驚きました。身近な家族や友人に伝えたい!」「全く知識ゼロでしたが、とてもわかりやすかったです。なるほど!」「日常に取り入れられそうなことがたくさんあって、良かったです」
 
ちなみにこどもたちは、食育サポーターによるアクティビティに参加。
この日は紙粘土で鏡餅づくりと、お正月にちなんだ紙芝居です。
鏡餅の意味や、干支のことなどを、遊びながら楽しく学んでいましたよ!
 
<第三部:お漬け物づくりワークショップ>
 
今回の、親子でもできるお漬け物ワークショップ題材は、新酒の季節にぴったりの「粕漬け」。
酒粕の効能について、山下先生からたっぷりお話を聞き、目の前の「白鶴大吟醸酒粕」を匂って、味見して。
う~ん、うっとり♪
そして大人もこどもも一緒になって、、甘酒などの調味液と季節の大根やかぶらをまぜまぜ。
つくった粕漬けは、ジップロックのまま、お持ち帰りです。
五感で楽しむ、ワークショップ。
ちなみに、あまりにも酒粕が美味しく身体が喜んだようで、この日は資料館の酒粕が一瞬売り切れになりました!
 
<季節の神戸なごみ弁当で乾杯!>
 
今回の山下先生のレシピ付き神戸なごみお弁当は、おせち料理をイメージしたものです。
黒豆ごはん、麹味噌の鶏グリル、かぶらのなます風、かぼちゃきんとん、ナッツごまめ。
2種類の日本酒と、甘酒を注いで、みんなでかんぱーい!
一足早い、発酵食品たっぷりの和のおご馳走をいただきました。
優しいなかに、しっかりと味わいがあって、からだが喜ぶ味。
みなさんに感想をうかがっても、「美味しい!」ばかりが続くほどです。
 
ご近所からおいでの男性は、腸内環境・腸内環境が良くなった、と、ニコニコ。
加古川で発酵の料理教室をされている女性は、あらためて「ふつうの食事」の感覚を大切にしたいなあ、と。
同じく、料理教室をされている方や醸し師さんも、ふだん考えていることが裏付けされた、やっぱりバランスが大切だと再認識した、と、頷かれていました。
こどもができてから食べるものに関心をもつようになったという主婦の方々は、日常の生活に取り入れやすそう、と、笑顔です。
そこでメイクアップアーティストさんが、「いくら外だけ綺麗にしてても無理、こういう食生活で内側から綺麗になりましょう!」と話すと、拍手がわき起こりました。
また、家業のお総菜屋さんをされていた方が、「これまで義務感でつくっていたところが大きいけど、あらためて、食の大切さや日本の良さを感じたので、それを伝える役目をしたい」と、キリッと顔を上げたときにも、また拍手。
ほかにも、こういう本格的な勉強会にこども連れで来られるのがありがたい、
先生が親しみをもてて、内容もわかりやすい、
そんなうれしい声もいただきました。
 
なにより、みなさん口を揃えて、「食の情報は、あれはダメ、これもダメと不安をあおるものが多かったのだけど、そもそも食事は楽しく元気に生きるためという基本を見つめ直せて元気になった!」と、笑顔で言ってくださいました。
その明るい顔のまま、この日のおみやげの料理酒と、自作の粕漬けを手に、みなさま帰途につかれました。
  
多くて1日3回なら、1年に約1,000回。
3日に1回でも、1年に約100回強。
毎日の「おうちごはん」を整える時間が、楽しくワクワクするものになるといいなあ、心と腸から元気になっていただければいいなあと、白鶴御影校<めぐみ・めぐる神戸「和」食卓講座>の運営者一同、心から願っています。
 
次回、最終回は2月18日(土)、10時スタートです!
みなさまのお越しを、お待ちしていまーす。
☆講座の模様は白鶴酒造のFacebookページでもご紹介いただいています。
☆白鶴御影校では、1月9日に【御影伝統文化祭】を実施します。
 狂言、合気道、太鼓、琴の4つの伝統芸能・競技を間近で見て、お子さまに体験していただけます!
 場所は白鶴酒造資料館、時間は10時~15時です。こちらは参加費無料です。
 5歳~12歳のお子さまのいらっしゃるご家族が対象となっています。残席わずか(先着順)ですので、よろしければぜひどうぞ!
 http://lgaku.com/index.php/event/20160109hakutsuru/
 
(レポート:リベルタ学舎・湯川カナ)
 
主催:白鶴酒造株式会社
企画運営:リベルタ学舎
 
白鶴御影校についてはこちらから
→ http://lgaku.com/index.php/hakutsuru_mikage/