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《2016年11月27日》【白鶴御影校】めぐみ・めぐる神戸<洋>食卓講座 第1回レポート

2016年11月30日 | 白鶴御影校,開催レポート

朝から降り続く秋の雨で、しっとりと冷え込む大正時代の酒蔵に、なんだか笑顔の女性、男性、小さなこどもの手を引いたご夫婦、ベビーカーを押したパパ……などが集まってきます。
徒歩で来られたご近所の方から、「いつもは車だけど今日は飲むから電車で」来られた西区や尼崎の方、さらには高砂、伊丹、大阪、そして「今日のために仕事を休みました」と滋賀からも!
そんなみなさんをこの日笑顔でお待ちしていたのが、白鶴酒造の「利き酒鑑定士」ナオ先生&Q・B・Bチーズ(六甲バター)の「CPA認定チーズプロフェッショナル」みつはし先生。
チーズ国内シェア2位(チーズ専業では1位)のQ・B・B。
日本酒国内トップシェア(すべての日本酒の約10%)の白鶴酒造。
ともに神戸に拠点を置く業界最大手の企業が誇る、プロフェッショナルたちです。
いったい、どんなマリアージュが生まれるのでょう??
 
 
「こんにちは。来年創立70周年、一度もバターをつくったことがない『六甲バター』です」
戦後、栄養不足の日本のこどもたちに、海外で食べられている乳製品を手軽に提供したいと港町・神戸でのマーガリン事業からスタートした、Q・B・B。(現在の本社は、当時の阪急電車の終点!)
やがて、輸入した乳製品を、常温でも保存できるプロセスチーズに加工することで、まだ冷蔵庫がなかった一般家庭に届ける事業に、いち早く乗り出します。
そのあとも、家庭で気軽に使えるように、スライスチーズという形態を考えたり、スティックチーズやキャンディーチーズをつくったり……という経営理念のなかで、ロングセラーの、あのベビーチーズが生まれたのだそうです。
この日は、チーズプロフェッショナルのみつはし先生による、チーズのつくりかた講座、熟成期間の違うチェダーチーズの食べ比べなどがありました。
「これ、最初から味があっておいしい!」と5歳さんが叫んだのは、チェダーチーズ入りのベビーチーズ。
なんだか、できすぎ!
でも、たしかにいちばん食べやすくて美味しかったです。
 
 
「みなさん、お酒のラベルの読み方って、ご存知でしたか?」
続いて日本酒の講座は、白鶴御影校でおなじみ、白衣のナオ先生から。
六甲山があり海があり川があるこの土地だからこそ、米と水と人に恵まれて、「灘五郷」という、現在でも日本酒の1/3を生産する地域になったこと。
日本酒がつくられていく、具体的なプロセス。生酒と火入れ酒の違い。ラベルの読み方。
 
そして、いよいよ、はじめての利き酒体験です!
銘々に、3種類のお酒が2セット配られます。
「白鶴大吟醸」「特別純米酒
山田錦」「まる」
それぞれの色、香り、味の違いを、5段階評価してみましょう。
おっと、いきなり飲まないでね!
まず色を見て。香りを嗅いで。5ccほど口にふくんで、空気とまぜて、鼻から抜ける匂いを感じて、それからそれから……。
複雑なプロセスを、ナオ先生が解説し、実演します。
みなさん真剣に、はじめての官能検査に取り組みました。
さて、答え合わせ。おお、正解されていたのが、半数近くも!
お酒を飲まない方で、香りだけで当てた方も、2名いらっしゃいました。
一方で、日本酒好きを自認する方が、「私の舌はバカ舌だとわかりました……」と笑っていたり。
「醸造アルコールって、なんとなく良いイメージなかったのですが、香りや味を引き出すという今日の説明をきいて、実際に『まる』を飲んだら全然好みの味で、イメージ変わりました」
「うん、おじいさんが『まる』で酔っ払っている記憶で苦手だったのですけど、美味しかったです。これから飲めそう!」
「これから、自分の好みにあわせて、お酒を選べそうです」
少し顔が赤くなったかな? という方も含めて、みんなで楽しんだ、はじめての利き酒講座でした。
 
 
ここで、ナオ先生より、この複雑な利き酒をしながら何日もかけて「チーズ24種類・日本酒10種類(冷やも燗も)」から選び抜いた、渾身のマリアージュを発表~!!
★白鶴大吟醸×プレミアムベビーチーズ「ゴルゴンゾーラ」
★純米特別酒 山田錦(燗)×ベビーチーズ「セサミン」(煎り金ごま入り)
★純米にごり酒 さゆり×チーズデザート「ラムレーズン」6P
隣で発表をきいていたチーズのプロフェッショナル・みつはし先生が「ああ、ワインとの組み合わせと基本が同じです。すごく勉強になります」と唸ったマリアージュ。
会場にも、この黄金マリアージュ3種が並びました。
おお、燗酒に、ゴマのチーズ、衝撃の美味しさ!!
みなさま、ご家庭でも、ぜひ試してくださいね。
 
ちなみに、大人が利き酒を楽しんでいるあいだ、こどもたちは、食育の先生と「稲わらのクリスマスリースづくり」を楽しんでいました!
稲わらを割り箸ではさんで脱穀して、残りのわらを編んでリースにして、折り紙やリボンの飾りをつけたら、できあがり。
風情があってとっても可愛らしいリースができましたよ~!
  
 
さてさて、いよいよ最後は、お楽しみの「大吟醸チーズフォンデュの宴」です。
山盛りのソーセージ、鶏肉、エビ、ジャガイモ、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワー、ズッキーニ、サツマイモ、プチトマト、そしてこちらも地元・イスズベーカリーのフランスパン……が、どんどんとなくなっていきます。
みつはし先生がせっせと、汗を浮かべながら、休みなくへらをまわしつづけて、絶妙な溶け具合のチーズフォンデュをつくってくれました。
「ワインと違って酸味がなくて、まろやかですね。これ、ぜったいに日本酒の方がチーズフォンデュに合いますよ!」
「フォンデュになってるこのチーズのところだけで、おつまみとして絶品なの。お酒がすすみます~」
「2歳の娘も、ふつうのチーズフォンデユより、大吟醸チーズフォンデュの方が気に入りました!」
それはもう、大好評です。
そして、もっとみんなが驚いたのが、チーズプロフェッショナルがこの日のために試作を重ねて完成した、「甘酒の冷製チーズフォンデュ」。
こちらは、クリームチーズをベースにしたもので、パイナップル、マシュマロ、フランスパンなどをつけて楽しみます。
こんな楽しみ方があったなんて。
しかも、「飲む点滴」甘酒とのマリアージュで、栄養も満点なんですって!
こどもたちはもちろん、大人たちも驚きながら、おかわりしてくださっていました。
 
 
この日のご感想より。
「日本酒に苦手意識があったけれど、はじめて美味しいと思いました!」
「実は日本酒が嫌いで……さっきいただいた大吟醸で、はじめて日本酒が飲めて、自分でもびっくりしています」
「チーズが苦手だったのですが、好きになりました」
「チーズの栄養価の高さがわかったので、これからこどものおやつにしようと思います。さっき食べて、こどもが美味しい美味しいってうるさくって(笑)」
「チーズと日本酒、合うかな~? と思って参加したのですが、参りました!」
「仲間とチーズ会をしているのですが、今度はワインではなくて日本酒をもって行きます♪」
「地域にこんな企業があるのをはじめて知って、嬉しくなりました」
「灘高をつくったり、いまも杜氏さんが十何人も泊まり込みで仕込んでいたり、地元の白鶴さんの努力を知れてよかったです」
「日本酒が苦手なひとにも……、いや、日本酒が苦手なひとにこそ、おすすめです」
そして、たっくさんの
「大吟醸チーズフォンデュが本当に美味しかったです」
「冷たいチーズフォンデュびっくりしました、最高でした!!」
の声。
「今日は朝から雨で、仕事も大変で、妻に連れられて半ばしぶしぶ来たんですが、おかげで笑顔になれました! 前向きに頑張れそうです!!」
こちらこそ、ありがとうございます!
 
 
古来から、日本酒は、ひとをつなぐ場で供されてきたものだといいます。
今回はそんな「輪」に、同じ神戸を代表するQ・B・Bチーズ(六甲バター)も入ってくださったことで、なおいっそう賑やかで、豊かな、そして美味しい場となりました。
えっと、利き酒みたいに表現すると、芳醇な宴……かな?
プロフェッショナルたちが精魂込めたマリアージュ、本当に幸せな時間でした。
最後の記念撮影のご発声は、Q・B・Bチーズさんにお願いしましたよ。
「はい、」
「チーズ♪」
この幸せな笑顔が、毎日の食卓で続きますように!
 
(レポート:一般社団法人リベルタ学舎 湯川カナ)
 
主催:白鶴酒造株式会社
協力:六甲バター株式会社
企画運営:一般社団法人リベルタ学舎
 
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