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2016/11/13 【稲刈り&脱穀! そして収穫の宴!】〈米・水・人のお酒造り教室〉第2回レポート/白鶴御影校

秋晴れの 11 月は、ついに稲刈り!
近隣の親子連れ&お友達が集まりました。
7 月の田植えから、4 ヶ月。
夏休みのあいだ、そして秋の台風のあいだも、みんな、自分たちが植えたプランターの苗の生育を見に、毎月、資料館に通ってきてくれていました。
(そこで、甘酒ソフトクリームを食べるのが、こどもたちのおきまりコースだったようです!)
みんなが参加する Facebook のグループページで、そんな様子をワイワイ共有しながら、こ の 4 ヶ月を楽しんでいたんですよ。

<稲のアルバム>

この日はまず、日常的に稲のお世話を担当してくださっていた、白鶴酒造の「イカナゴマン」こと大岡さんより、「稲の生長・思い出のアルバム」。
5 月、白鶴錦の「故郷」の篠山から稲が届いたところからスタート。
テレビのニュースにもなった 7 月の田植えはみんなよく覚えていますが、まさかその翌日 から稲が枯れはじめたとは!!
発酵しすぎの腐葉土でメタンガスが発生したとのことで、土には油が浮かび、稲は黒ずみ枯れて、ぺちゃんとなっています。
そこから、田植え指導もしてくださった神戸米マンこと小池農園こめハウスさんのアドバイスも受け、イカナゴマンがプランターの水を抜き、芝生のスプリンクラーからも場所を避難。
真っ黒だった稲が、枯れかけたネギくらいに復活した画像では、会場から拍手が起こりました!

9 月頭には出穂。稲のおしべとめしべも確認できて、わあ、お米ができるかもと思ったら……、 虫との戦いがスタート。
イカナゴマンが、夏休みの昆虫採集のように、撮影したいろんな虫や卵の名前を教えてくれます。
キリギリスからアゲハまで、どこからか、この「プランター田んぼ」という小さな小さな自然を目指して、虫たちがやってきたようです。雑草まで生えてる!
そしてそんな稲の様子を、一日に多ければ千人単位で訪れるという酒造資料館のお客さんたち、とくに外国からの方々が、興味深そうに取り囲んで楽しんでいらっしゃったことも、はじめて知りました。
私たちの稲と、海外のひとたちが記念撮影してる! まあ!!

その後、立て続けに台風が来ていったんみんな倒れたら、イカナゴマンは紐をむすんで稲を立ち上がらせ、実がなりはじめてスズメが狙いはじめたら、夕暮れに足を絡ませながら防鳥ネットをかぶせてくれ、そのガードにも負けずにネットから飛び出した穂を、スズメがハチドリさながらについばみ……

そんな、ドラマチックな稲の生長と、イカナゴマンをはじめとする白鶴酒造広報室(←だって本業は広報だものね!)のみなさんが奮闘されてきた 4 ヶ月間を、みんなであらため てワイワイ楽しみました。

<稲刈り・脱穀>

さあ、いよいよ稲刈りです!
軍手をつけたこどもたちがハサミをもって、「せーの!」で稲刈り。
チョキンチョキン。刈り取った稲を並べていくと、なかなか、けっこうな量になっています!
「手が痛い~」と、思いがけない稲の強さに、驚いていた子もいました。

次は、刈り取った稲を、脱穀します。
手でパラパラと外したり、割り箸に挟んで引っ張り、ペットボトルの中にパラパラっと落としていったり。
籾殻の先に、ヒゲのようなものがシュッと出ているのが、この白鶴錦の特徴。
なるほどなるほど、ほうほうほう。

みんな真剣にやっていますが、これが、終わらない~。 数えたところ、穂の一本についているお米は、50 以上もありました!
脱穀したお米を、今日の参加者さんにプレゼントいただいた升に流し込んでみますが、なかなかいっぱいにはなりません。
さっきの稲刈りのときの一握りが、ご飯茶碗に 1 杯=だいたいおにぎり 1 個。
わあ、いつも食べるおにぎり 2 つ分のお米を、穂から外すだけで、こんなに大変なの!?

脱穀後の藁も、おみやげです。
これで、納豆もつくれるし、しめ縄もつくれる。もちろんクリスマスのリースも!
参加者さんが先生になっての、プチ講座も開催されました。
目の前でさささっと編まれていくしめ縄に、一同から、歓声があがります。

そうか!
今年は、自分たちが植えて、刈り取りまでした稲で、しめ縄をつくってお正月が迎えられ るんだ!! いままで買うことしか知らなかったので、ウキウキします。
と、ここまでで、タイムアーップ!

おうちでご飯を食べる前のもう一手間、「籾殻を取る、玄米をつく」については、スタッフがアップした自宅で実際にやってみた動画を参考に、みなさんそれぞれお持ち帰りでしていただくことになりました。
大きなすり鉢に、野球ボールを入れて、優しくすりすり。外れてきた籾殻を、フー! これを 3 日ほど繰り返すと……ご家族 1 食分くらいのお米ができます! わあ、たいへーん!!

<収穫の宴>

作業のあとは、美味しいごはんとお酒の時間!
お昼は、白鶴酒造の地元・東灘区の発酵食品ラボ・コージーカフェさんの、発酵弁当。
この日は、兵庫県産の無農薬・化学肥料不使用のお米に、大人は特製糀漬けの宮崎県産和牛ローストビーフ、こどもは塩麹漬けの岡山県産吉備高原どり唐揚げ。
付け合わせに、ジャガイモの塩麹粉ふきいも、きのことベーコンの塩麹和え、すべて丹波産のお野菜。
そして夏とはパッケージが変わった甘酒や、大人(で運転手さん以外)は、灘の生一本・白鶴大吟醸・ゆず日本酒などをめいめい選んで、車座になります。

今日は功労者・イカナゴマンさんの発声で、かんぱーい!!
みんなで顔を見合わせながら、稲刈りの感想を言い合ったり、いまお隣の蔵に泊まり込みでお酒を仕込んでいる杜氏さんや蔵人さんのお話を聞きながら、美味しくごはんをいただきました。 この白鶴酒造 2 号蔵だけで、日本で売られているお酒の 3%くらいの量をつくっているそう です!
思わず、2 号蔵に向かって、杯を上げるお父さんもいらっしゃいました。

ごはんが落ち着いたら、表彰式。
夏の間あいだ、毎月通ってスタンプをおしてきたこどもたちに、「皆勤賞」の賞状と、なんと、720mm の白鶴大吟醸、そして蛇の目おちょこ 2 個セットが、プレゼント!! ……って、目を輝かせているのは、重そうな袋をさげて戻ってくるこどもたちを待ち受けている大人の方だったり~。

一ヶ月半後、持ち帰りの藁でつくる素敵なしめ縄と、日本酒セットで、お正月を迎えられそうです。
「んー、今月末までに飲んじゃうな!」 お嬢さんたちが運んでこられた大吟醸 2 本を笑顔で受け取ったお父さんが、相好を崩され ました。

「自分の稲の成長を、毎月見に来るのを、こどもたちが本当に楽しみにしていました」
「実家が農家だけどなかなか行けないので、こうしてすぐ行ける場所で、田植えから稲刈りまでできたのが、とてもありがたかったです」
「今日、あらためて成長を振り返って、植物ってすごいな! と感動しました」
「ごはんが美味しかった!」
「甘酒、3 本飲んじゃったよ!!」
「折り鶴つくったのが楽しかった~」
「こんなに大変だとは思わなくって……。本当の食育として、すごく良いと思います」
「次はお酒造りを学びたいです!」
ご参加されたみなさまの声です。

田植えから稲刈りまで、ご近所の「私の稲」と過ごした、夏でした。 本当に、ありがとうございましたー!!
 
 
(レポート:湯川カナ/リベルタ学舎)

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