社会をつくる女子ゼミ

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2016/6/3-4 「おせっかいおばさん集合」☆一億総満足社会政策オーディション・サポーターの会(社会をつくる女子ゼミ第15回レポート)

金曜夜と、土曜朝(地域の小学校の運動会当日)。
先月の「一億総満足社会政策オーディション」の報告会……のつもりで企画した、6月の社会をつくる女子ゼミ
集まってくださったメンバーの力で、ものすごく有意義な「仲間作り」の回となりました!
二日に分けて、レポートします。
 
 
<3日(金)夜>


参加されたのは、プレゼン当日に「小学校での心肺蘇生教育」と「病院での多様な働き方」を提言された坂本晴子さん、そして「市民と地域を元気にする神戸ウォーキングポイント」の脇田和子さん。
そして、政治家一家で育ちいまは地域コミュニティづくりをされている方、ファイナンシャルプランナーで起業支援をされている方、行政に近いところで活動されている方、そして大前はるよ県会議員さん。
事務局から、本イベントから新加入の女性起業支援のプロ・永里真由美さん。

まずはプレゼンでは削られた、みなさんの「原点の思い」。そして「当日はみんな、緊張してお昼も食べられなくてね~!」「めっちゃ大変で、気軽に参加したの、本当に後悔した!」というような「裏話」を、たっぷりうかがいました。
そして、2日前に、みんなに先駆けて神戸市議会議員賛同メンバーとの第一回ミーティングを終えた脇田和子さんからは、実際の様子などリアルな報告も。
そこからが、すごかった。さすが「社会をつくる女子ゼミ」の参加者さんたち!
どうやったらこれらの政策の実現可能性が高まるかについて、深い話が展開されました!
 
 
▼心肺蘇生教育のネックは実施費用で、キットを全員配布だと運搬費もふくめて数千万円になる……。じゃあ、単位をクラスにしてみる? 指導サポート体制をこうしてみたら? おお! 経営バランス感覚をもつ起業支援家たちの視点で、運営コストが大幅ダウンする方向が見えました。
そして、「誰もがいざというとき、隣り合うひとの命を助けられる知恵と力を」という提案者・坂本さんの熱い思いにも、あらためて触れることができました!

▼多様な働き方については、労働環境による女性の医師不足はすごく深刻だけどそこから打ち出すのもね、でも医療の現状についての理解が共有できていないかもしれないよね。とはいえなかなかそのデータが……。と、「あ、それなら私、調べて送りますね」との声が次々と。
「市なのかな? 県の予算は? どこから国の問題?」 政治と行政の現場を知るひとたちのアドバイスで、ひとつひとつひもといていきます。医療従事者の疲労は、私たちの健康に直結する問題。ひとごとではないね、と、みんな真剣です。

▼まさに私たちの健康の問題。これから財源が減り対象者が増え続けるという老年医療問題を目の前に、自分たちの健康長寿を伸ばしていこうというウォーキングポイントについては、脇田さんからの「議員メンバーとのミーティング・レポート」に、一同が沸き立ちました。なるほど、政策を実現するには、いろんな方法があるのね。市民を中心に政策をつくる今回の理念、もちろん難しいけど、だからこそ、やりがいがある! 「10万人に普及できるシステム」の実現方法を、みんなで考えました。
 
 
 
<4日(土)朝>


参加されたのは、提案者から、「ひとことカードでこどもと創る学童保育」の小林優子さん、「楽しい子育ての道を共に歩く 、ネウボラおばさん制度をつくる」の中川由紀子さん。
そして、ネウボラおばさんに興味があったという助産師さん、赤ちゃんとこどもを取り巻く環境を良くしたいという看護師さん。いま同じ大学院で学ぶおふたりが、参加してくださいました。

全員の共通テーマが「育児」。こどもはもちろん、育児中の母親と家族をサポートすること。税理士や建築家として育児をしながら働く母の当事者としての意見、かつシングルマザーでもある立場もあったりするなかに、まさにそのような「育児中の困難をケアする」ことを専門的に研究されているおふたりが。

個人的な体験からフィンランドやブラジルなど諸外国との制度比較までと、とても広く深く濃い話はつきることなく……。11時の回の終了後、引き続きみんなでランチをしながら、「明日の子育て環境をよくしたい、おせっかいおばさんたち」の本気の作戦会議は続いたのでありました。

▼「「ハコ」中心で「ヒト」がいない」という、いまの子育て支援の傾向を打開する政策案「ネウボラおばさん」。いちばん大変な産前産後を一貫して人間的にサポートする体制が欠けているという問題意識は、専門家の立場からも同じであることがわかりました。ひとを助けたいという熱い思いで看護や助産の職に就いたひとたちも、ぶつぎりの制度の前に、その思いを十分に実現できずに悶々としているところがあるそう。
育児で大変なひとを支えたい、たくさんの専門家。一方で、ぶつ切りや縦割りの体制の狭間で、母親は、孤立している。そのあいだを、おせっかいなおばさんたちがつなぎ、「信頼と対話」をベースとした社会で、次世代のこどもたちが育まれるように、知恵を出し合いましょ~☆

▼学童保育も、問題は、「それが本当に、こどものためのものになっているか」ということ。学校よりも長い時間過ごすかもしれない学童が、いま、「収容」が目的化し、すし詰めでアニメのDVD見せられるような場所になったりしている(担当者による差がすごく大きいらしい)。ビジネスならあたりまえの、「で、最終受益者は幸せなの?」を知り、みんなで改善していくためのフィードバックシステムをつくるのが、今回の目的。
とはいえ、こどもの声を拾い上げるのは、とても大変。とくに、権威者に反抗できないような環境の場合……。そこで出てくるのが、小児看護の経験と知識。小学校低学年の「ちゃんと話せないようなこどもの声を聞く」ための手法、心理系であのひとなら専門知識が あるのでは、などなど、次々とつながっていきました。
 
 
 
参加者さんの声です。
▽今回、まさかここまでの政策案が出るとは思っていなかった。一市民がどうやって練り上げていくかという手法も、とても勉強になっている。
▽市民からというのはすごく難しいことをやっている。だからこそ、民間企業とも組む、若い世代も取り込むなど、みんなで一緒にクリアできる方法を考えたい。
▽オープンに進めることで、「無視できない声」をつくっていけると思う。
▽日本はじめての試みだもんね! ワクワクします。
▽自分の現場だけではサポートできないお母さんを、こうして広くサポートできる体制を本当に実現させたい。
みんなが「楽しかった~!」と口々におっしゃってくださいました。
考えたら、誰からも頼まれていない、「こうなったら世の中ぐっと良くなる!」案を、つい現場を知っているから言い出しちゃって、でも政策案をつくるのにまあ諸制度の比較から予算見積もりまで、ふだんでも仕事と育児と社会活動(PTAやっている割合も多すぎw)でアホみたいに忙しいなかにさらに用事を増やしちゃって、あるいはそんな発案者と一緒に進めたいと、同じく忙しい専門職のひとたちがデータだしたり一緒に作戦会議したり。
「私たち、物好きだね~!」と大笑い。

縦割り行政、複雑な政治。
それを「素人である市民」「あくまでも当事者」の立場で、「みんなで社会をよくしようよ!」と声を上げ続ける。
それが今回の、「一億総満足社会政策オーディション」の意義なのだと、あらためて確認できた回でした。
すでに、そんな私たちの、日本で初めてとなる無謀なアクションを受けて、「なにかしなくっちゃ」と、神戸市議会に超党派賛同議員チームが、自発的に誕生しています。
いまから、超市民グループもつくっちゃいましょう!

ご興味ある方は、「一億総満足社会 政策オーディション」コミュニティーページに、ご参加くださいね!
大変。
だけど、楽しい。
なぜならつくっているのは、私たちが、私たちのこどもたちが、ずっと笑顔でいられる「未来」だから。
参加者、引き続き、大募集です~☆

※次回は7月第一金曜夜、ついにやっちゃうか「参院選大予想!?」
詳細は、またご案内いたします!